パラミロン研究会

ニュースリリース

パラミロンの線虫寿命延長効果を確認

 パラミロン研究会理事である京都府立医科大学大学院医学研究科 生体免疫栄養学講座 内藤裕二教授の研究成果として、パラミロンがβグルカン受容体(デクチン-1)を介して線虫の寿命を健康的に延伸することを明らかにしました。なお、本研究成果は、国際学術誌「Scietific Report」に掲載されました。

論文タイトル:
Paramylon isolated from Euglena gracilis EOD-1 extends lifespan through activation of DAF-16-mediated antioxidant pathway via clec-196 in Caenorhabditis elegans
(Euglena gracilis EOD-1株由来パラミロンは、Caenorhabditis elegansにおいてclec-196を介したDAF-16による抗酸化経路の活性化を通じて寿命を延伸する)

掲載誌:
Scientific Reports volume 15, Article number: 42202 (2025)

Paramylon isolated from Euglena gracilis EOD-1 extends lifespan through activation of DAF-16-mediated antioxidant pathway via clec-196 in Caenorhabditis elegans | Scientific Reports

 線虫(Caenorhabditis elegans)は老化研究において汎用されるモデル生物で、その他の高等動物と同様に、老化に伴って免疫応答を含めたストレス応答能の低下や糖・脂質代謝の異常が観察されます。
 本研究では、ユーグレナグラシリスEOD-1株より精製したパラミロンを用いて、線虫の寿命へ及ぼす効果を検証しました。その結果、パラミロンの継続的な摂取により寿命の延伸効果が確認され、その効果の作用機序が、βグルカンの受容体である「デクチン-1」を介して起こることが初めて明らかになりました。
 さらに、パラミロンの継続的な摂取はデクチン-1を介して抗酸化経路を活性化し、線虫の老化に伴い蓄積する脂質過酸化物の産生を抑えました。また、運動機能の低下も改善するなどの効果も見られ、健康的な状態を維持しながら寿命を延伸することがわかりました。
 今後パラミロンの機能性の作用メカニズム解明が期待されます。

ニュースリリース一覧へ